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マーケットコラム(2020年1月27日号)

27日の日経平均株価は、前日比483.67円安の23,343.51円となり大幅反落。中国武漢で発生した新型コロナウィルスによる肺炎の感染拡大が嫌気された。業種別騰落率は、空運業が-3.43%となり下落率首位。次いで、金属製品が-2.87%、非鉄金属が-2.75%になった。一方、上昇した業種は不動産業のみとなり+1.66%となった。日経ジャスダック平均は-1.21%となり3日続落、マザーズ指数は-2.06%となり4日続落となった。

今週から日本で10-12月期決算発表が本格化するが、海外市場では半導体関連企業の決算が好調に推移している。台湾のTSMCの19年10-12月期(4Q)は5G向けハイエンドスマホとデータセンタ向けに、7ナノのテクノロジーを使用した半導体の需要が好調で前四半期比8.3%増収、EPSは14.8%増加し会社ガイダンスを超過達成。20年1Qも5Gスマホの継続的な増加に支えられ好調が続く見込み。20年の設備投資額は150~160億ドルの計画で、約80%を3、5、7ナノへ投資する予定。

オランダASMLの19年10-12月期(4Q)決算は前年同期比28.4%増収、56.5%営業増益。EUV露光装置の需要がけん引し、売上と売上総利益は会社ガイダンスを超過達成。20年1Qはガイダンス中央値で前年同期比43.6%増収、138.9%営業増益計画。AI、5G、高性能コンピューティング、自動運転、ビッグデータなど向けに、より高性能なロジック半導体の需要が増加している。EUV露光装置は19年通年で26台出荷。ロジック向けが加速し、メモリ向けにも納入開始。EUVの年間売上は約28億ユーロ。20年のEUVは35台のシステムで約45億ユーロの売上を計画。21年に向けて生産能力を年間45~50へ引き上げる方針で、当面業績拡大が続くことが見込まれる。

米インテルの19年10-12月期(4Q)決算は前年同期比8%増収、EPSは19%増加。データセンタ向けビジネスがけん引し、会社ガイダンスを超過達成。クラウドサービスプロバイダーからの堅調な需要と製品の性能アップにより、データセンタ向け半導体が19%増収となり過去最高を更新。20年1Qは売上が前年同期比18%増、EPSが46%増の計画。データセンタ向けとNANDの数量増がけん引し、好調なスタートとなる見込み。2020年の設備投資は170億ドル(19年は162億ドル)を予定。半分以上がファブスペースと7ナノ~5ナノへの投資に使用する方針。

AIや5Gスマホ、高性能コンピューティング、自動運転、データセンタなど向けに、EUVなどを活用した高性能半導体の需要拡大が今後も続くと見られ、東京エレクトロンやSCREEN HD、アドバンテストなどの日本の半導体企業の業績も堅調に推移することが見込まれる。