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マーケットコラム(2017年10月30日号)

30日の日経平均株価は、前日比3.22円高の22,011.67円となり小幅に3日続伸。前日比マイナスに転じる場面があったものの、米国株が堅調に推移していることやコマツ(6301)や信越化学(4063)など好業績銘柄への物色が続き、年初来高値を更新して取引を終えた。業種別騰落率では、パルプ・紙が前日比+1.31%となり上昇率首位。次いでガラス土石製品が+1.24%、鉱業が+0.94%になった。一方、下落した業種は精密機器が前日比-0.86%となり下落率首位。次いで医薬品が-0.64%、証券商品先物が-0.62%になった。日経ジャスダック平均は前日比+0.35%、マザーズ指数も+1.39%となり揃って3日続伸した。

個別銘柄では日立製作所(6501)が前日比+2.32%となり、年初来高値を更新。上期決算は前年同期比0.5%増収、30.2%営業増益。社内計画比で売上2,600億円、営業利益400億円上振れし、上期として営業利益、純利益は過去最高を更新。建機や高機能材料、半導体製造装置、英国の鉄道事業などの売上拡大、M&A、原価低減などの収益性改善策の成果が発揮された。重点強化事業のIoTプラットフォーム「Lumada」の売上は4,520億円となり、通期計画に対する進捗率は47.6%と会社計画の44.0%に対して上振れペースで推移。顧客からの引き合いは強く、ダイキン(6367)には画像解析技術の活用による製造現場のデジタル化サービスの提供、トヨタ自動車(7203)とはデータ収集、分析技術の活用により製造現場のPDCAサイクルの加速化を支援するなど、他社との協創を拡大させていく方針。事業環境は良好なものの、通期計画は売上2,500億円、営業利益300億円の上方修正にとどめており、一段の上振れ着地が期待される。