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マーケットコラム(2017年11月8日号)

8日の日経平均株価は、前日比23.78円安の22,913.82円となり5日ぶりに小幅反落。昨晩の米国ダウ工業株30種平均は小幅高になったものの、為替がやや円高方向で推移したことに伴い、利益確定の動きが優勢になった。業種別騰落率では、保険業が-0.91%となり下落率首位。次いで銀行業が-0.86%、建設業が-0.72%になった。一方、上昇した業種はその他製品が+1.45%となり上昇率首位。次いで海運業が+1.39%、電気機器が+1.13%になった。日経ジャスダック平均は+0.24%となり4日ぶりに反発、マザーズ指数は+0.28%となり続伸した。

個別銘柄でアドウェイズ(2489)に注目している。11月2日に発表された上期決算は、前年同期比4.6%増収、営業黒字転換。競争が激しく利益が出にくい代理店事業から撤退を進めていることから売上の伸びは限定的だが、業務効率化が進み販売管理費の抑制が進んでおり、通期の営業利益計画に対する進捗率は67.3%と好調。運用型広告では需要は旺盛なものの運用に人手がかかることから、売上が伸びても利益が出にくい状況が続いていた。この状況を改善するため、3年程前から広告配信をAIを使って完全自動化する新サービス「UNICORN」の開発を進め、今年5月に本格展開を開始。2Qの「UNICORN」の売上は1Q比約2倍に拡大。主にゲーム向けアプリ広告で使用されており、大型案件や大手クライアントとの取引数が増加している。「UNICORN」経由で獲得したユーザーのROAS(投下した広告費に対して得られた利益の割合)は平均49.0%と、既存アドネットワークの平均19.8%より高パフォーマンスを発揮。広告の不正対策を行うようにプログラムされていることにより、高パフォーマンスを実現している。アップストアなどからゲームをダウンロードしたユーザーのARPU(1ユーザーあたりの平均収益額)が836.89円なのに対して、「UNICORN」経由で獲得したユーザーのARPUは990.62円となっており、広告経由で獲得したユーザーとしては例がないほど高いARPUのユーザー獲得を実現している。「UNICORN」は利益率の高いビジネスだと思われ、同社の利益率改善に大きく貢献してくることが期待される。