いつもあなたのそばで 頼れる金融機関です

マーケットコラム(2017年12月5日号)

5日の日経平均株価は、前日比84.78円安の22,622.38円となり続落。昨晩の米国株式市場でハイテク株の下げが続き、東京エレクトロン(8035)やディスコ(6146)など半導体関連株が大きく下落したことで、184.44円安まで下げる場面があったが、ファーストリテイリング(9983)などの小売や建設、不動産、金融など内需株が上昇したことで、下げ幅を縮めて取引を終了した。業種別騰落率では、その他製品が前日比-1.13%となり下落率首位。次いで精密機器が-0.85%、電気機器が-0.66%になった。一方、上昇した業種は海運業が前日比+2.95%となり上昇率首位。次いで鉄鋼が+1.97%、陸運業が+1.61%になった。日経ジャスダック平均は前日比-0.62%、マザーズ指数も-1.05%となり揃って続落した。

昨晩の米国市場では、半導体製造装置世界1位のアプライドマテリアルズが前日比-4.12%、世界3位のラムリサーチが-3.76%、ビットコインなど仮想通貨のマイニングにも利用されるGPU(画像処理用半導体)のNVIDIAが-5.57%となり、ハイテク株に下げ止まり感が出ていない。NASDAQ総合指数は-1.05%の6,775.37となり、大きな陰線をつけて25日移動平均線(6,790.66)を割り込んで取引を終えた。25日移動平均線を割り込むのは、9月26日以来となる。NASDAQ総合指数は、6月前半と7月後半にも高値警戒感から1ヵ月程度、75日移動平均線付近まで調整をする場面があった。4日時点で75日移動平均線は6,574付近にあることから、今後1ヵ月程度かけてさらに3%程度下落していく展開になることが警戒される。また、ビットコインの先物取引が10日からCBOEグローバル・マーケッツ、18日からCMEグループで開始される。価格が急騰しているビットコインに対して、先物を活用して空売りを仕掛けるヘッジファンドも出てくるものと思われる。ビットコインが急落するようなら、日米でハイテク株が一段と下落する展開も想定され、動向に注目したい。