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マーケットコラム(2017年9月12日号)

12日の日経平均株価は、前日比230.85円高の19,776.62円となり続伸。北朝鮮に対する地政学的リスクが後退したことを受けて買戻しの動きが続き、日経平均株価は8月8日以来の高値水準で取引を終えた。業種別騰落率では、保険業が前日比+2.98%となり上昇率首位。次いで証券商品先物が+2.07%、その他製品が+1.83%になった。一方、下落した業種は建設業のみとなり前日比-0.33%となった。日経ジャスダック平均は前日比+1.11%、マザーズ指数も+2.07%となり揃って続伸している。

国連安全保障理事会で採択された制裁決議に対する北朝鮮の反応が警戒されるものの、北朝鮮がミサイル発射のような暴挙を当面自粛すれば、リスク回避姿勢は一段と後退することが見込まれる。直近の反発局面では、3D NANDや電子部品など向けに精密切断、研削装置の販売が好調なディスコ(6146)や、FA・ロボット事業が好調な安川電機(6506)など好業績銘柄が先駆して買われ、年初来高値を更新している。先週末の日経平均株価の予想PERは13.69倍と年初来の最低水準に落ち込み割安感が強まっていたことから、リスク回避姿勢が後退すれば、10月後半の決算発表シーズンに向けて、業績期待が高い銘柄から年初来高値を更新していく展開が期待される。足元で円安ドル高が進行していることも追い風に、安川電機と同じくFA事業が好調な三菱電機(6503)、米テスラのEV向けにリチウムイオン電池を供給しているパナソニック(6752)、3D NAND向け半導体製造装置の販売が好調な東京エレクトロン(8035)など、業績拡大が期待される大型株がどこまで戻りを試せるか、株価動向に注目したい。