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マーケットコラム(2018年10月24日号)

24日の日経平均株価は、前日比80.40円高の22,091.18円となり反発。昨晩の米国株は下落したものの、中国株の上昇が好感された。ただ、日経平均株価は一時99.36円安まであるなど、不安定な動きが続いている。23日に604.04円安となったことを考えると、反発幅も小幅にとどまった。業種別騰落率では倉庫運輸関連が+1.68%となり上昇率首位。次いで水産・農林業が+1.60%、建設業が+1.58%になった。下落した業種は鉱業が前日比-3.06%となり下落率首位。次いでガラス土石製品が-1.66%、海運業が-1.43%になった。日経ジャスダック平均は-0.95%、マザーズ指数は-0.46%となり揃って続落した。

23日に決算を発表したキャタピラーは終値で-7.55%と大きく下落。7-9月期は調整後EPSが市場予想を上回ったものの、通期の18年度の調整後EPSは11-12ドルで据え置かれたことが嫌気された。ブルームバーグ集計のアナリスト予想では、18年度の調整後EPSは前年同期比69.1%増の11.6ドルが見込まれているが、19年度の調整後EPSは10.8%増の12.9ドルが見込まれており、利益成長が鈍化することが警戒されている。米中貿易摩擦の影響により中国経済が減速することや関税の影響などにより、19年度の業績が悪化することへの警戒感が米国株式市場では優勢になりつつある。

中国の製造の景況感がうかがい知れる財新製造業PMIを見ると、9月は50.0となり4ヵ月連続で前月比低下し、2017年5月以来の低水準に落ち込んでいる。生産の増加ペースが約1年ぶりの水準に落ち込み、新規輸出受注は2016年2月以来のペースで縮小。人員削減の勢いも14ヵ月ぶりの大幅なペースに加速した。中国企業は先行きの景気動向に慎重になっており、在庫指数は5ヵ月連続で低下。中国経済は米中貿易摩擦の影響で減速感が鮮明になっており、中国当局の景気刺激策の成果が出てくるか、米中貿易摩擦の電撃的解消といったことが起きない限り、慎重な投資姿勢を継続するのが良いと思われる。