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マーケットコラム(2018年10月30日号)

30日の日経平均株価は、前日比307.49円高の21,457.29円となり4日ぶりに反発。昨晩の米国株は下落したものの、中国株が上昇したことやお昼頃にトランプ大統領から「対中貿易で素晴らしい取引を見込んでいる」との発言があったと報じられたことが好感され、後場一段高の展開になった。業種別騰落率ではパルプ・紙が+4.03%となり上昇率首位。次いでその他金融業が+3.26%、電気機器が+2.70%になった。下落した業種は鉱業が前日比-2.94%となり下落率首位。次いで電気・ガス業が-0.80%、不動産業が-0.60%になった。日経ジャスダック平均は+0.98%、マザーズ指数は+3.83%となり揃って6日ぶりに反発した。

昨日当欄で指摘したが、日経平均株価が上昇しやすいシーズンとなる11月~翌年5月入りを前に、大幅反発する展開になった。特に、直近の下げを主導していたローム(6963)が+14.57%、SUMCO(3436)が+7.32%、ディスコ(6146)が+7.19%、東京エレクトロン(8035)が+6.54%になるなど、半導体関連が大きく上昇し底入れを感じさせる展開だった。半導体関連のここまでの決算では、足元やや受注に先送りの動きが一部企業であるものの、大きく需要が落ち込むとの悲観的な見方は聞かれず、株価は悲観に傾き過ぎた感があり反転局面入りが期待される。

半導体関連ではローツェ(6323)に注目している。半導体、FPD関連に投資先送りがあり、上期決算は前年同期比54.8%減収、23.0%営業減益になったが、売上は会社計画並み、利益は計画上振れで着地。半導体関連は台湾やサムスンの投資計画延期などで装置メーカー向け売上に調整色があったものの、中国の半導体投資は根強く、ウエハ保管装置の「N2パージ対応ウエハストッカ」がマイクロンや中国メーカーでシェアが上昇し、半導体関連の上期受注は前年同期比85.0%増と、好調に推移している。「N2パージ対応ウエハストッカ」がけん引し通期計画も達成可能と思われ、調整局面からの脱出が期待される。