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マーケットコラム(2018年11月28日号)

28日の日経平均株価は、前日比224.62円高の22,177.02円となり4日続伸。昨晩の米国株式市場が上昇したことや、香港ハンセン指数などアジア株の上昇が好感された。また、12月1日に米中首脳会談が開かれる見通しになったことで、米中貿易摩擦に対する警戒感がやや後退したことも株価上昇を後押しした。業種別騰落率ではサービス業が+1.85%となり上昇率首位。次いで機械が+1.66%、医薬品が+1.62%になった。下落した業種は空運業が-1.95%となり下落率首位。次いで輸送用機器が-0.82%、保険業が-0.74%になった。日経ジャスダック平均は+0.56%、マザーズ指数も+2.12%となり揃って4日続伸した。

昨日11月27日の日経新聞11面において「5G覇権争い 中国、欧米を猛追」との記事があった。このなかで、ファーウェイは5G対応スマートフォン(スマホ)を19年6月、ZTEは19年7-9月に発売する予定とされている。データを大量に集めた国がAIの性能を進化させて、今後の世界の覇権を握ることになるものと思われ、中国では国家戦略に基づき早急に5Gスマホが普及する可能性がある。これを見越して、来年の春節明けくらいから、中国でスマホ生産用ロボット、工作機械の投資が再開される展開が期待される。ハーモニックドライブ(6324)の決算説明会では、ロボットメーカーの生産はそれほど落ち込んでおらず、来年以降のスマホ投資も控えているころから、流通在庫の解消が進む19年1-3月期には受注反転の可能性もあるとしている。半導体でもメモリの生産調整に加えて、中国スマホメーカーからメモリの大量発注がくれば、価格反転に向かう可能性が高まろう。今月末の米中首脳会談を無難にこなせれば、5G元年となる2019年に向けて株価は戻りを試す展開になってもおかしくない状況にあるものと思われる。