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マーケットコラム(2018年12月25日号)

25日の日経平均株価は、前日比1,010.45円安の19,155.74円となり5日続落。米国株の下落が止まらず、日経平均株価は2017年4月25日以来の安値となった。業種別騰落率は精密機器が-7.02%となり下落率首位。次いで医薬品が-6.55%、機械が-5.83%になった。上昇した業種はなく全面安となった。日経ジャスダック平均は-4.81%となり7日続落、マザーズ指数は-6.66%となり3日続落となった。

株価下落に伴い米国のS&P500の予想PERは14.46倍となり、2013年4月以来の水準に低下している。19年のS&P500の予想EPSは18年比8.3%増の175.98が見込まれており、これを基準にすると19年予想PERは13.36倍となり、2013年1月以来の水準まで低下する。過去のPERの推移から見て13倍台のPERは割安な水準と言え、株式市場は19年のEPSが18年比で大きく減少することを前提とした値動きになっている。ただ、ここのところの長期金利の急低下やドル安は、米国のグローバル企業の業績には追い風になることが見込まれる。また、長期金利の低下は、減速感があった住宅市場の持ち直し材料になることも期待される。さらに、原油価格急落に伴うガソリン安は、雇用や賃金増で堅調に推移する米国消費を一段と浮揚させることも想定される。19年の企業業績が大きく減速することを前提とする株価下落の動きはやや行き過ぎの感があり、早晩、株式市場は落ち着きを取り戻す展開になるものと思われる。