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マーケットコラム(2018年4月11日号)

11日の日経平均株価は、前日比107.22円安の21,687.10円となり3日ぶりに反落。米中の貿易摩擦懸念が後退し昨晩の米国株が大幅高したことで、日経平均株価は高く始まったものの、シリア情勢への警戒感や加計問題の再燃に伴い円高がやや進んだことで、上値の重い展開になった。米携帯電話子会社のスプリントと同業他社のTモバイルが合併交渉を再開したとの報道を受けて、ソフトバンクG(9984)が前日比+3.44%となり、日経平均株価を29.61円押し上げた。業種別騰落率では、精密機器が前日比-1.95%となり下落率首位。次いで小売業が-1.88%、食料品が-1.72%になった。上昇した業種は石油石炭製品が+3.28%となり上昇率首位。次いで鉱業が+3.00%、海運業が+2.02%になった。日経ジャスダック平均は-0.64%になり4日続落。マザーズ指数は-1.93%となり続落した。

米中の貿易摩擦懸念後退により、FA、ロボット、工作機械、建機など景気敏感株が昨日から買い戻されており、安川電機(6506)が前日比+2.37%、ファナック(6954)が+2.04%、コマツ(6301)が+1.83%になった。一方、これまで堅調に推移してきたコーセー(4922)、ポーラHD(4927)など化粧品やエムスリー(2413)、GMOペイメント(3769)、DACHD(6534)などのネット関連、リンク&モチベーション(2170)、ディップ(2379)など人材関連といった内需ディフェンシブ好業績銘柄が下落する展開になった。ただ、5日に1Q決算を発表した不二越(6474)は事業拡大に伴う先行投資費用増や原材料高、円高の影響が重く、前年同期比4.1%営業増益にとどまり、上期計画に対する営業利益の進捗率は45.8%と鈍く、決算発表後、わずか2日間で120円も下落(-18.87%)した。自動車向けベアリングや建機向け油圧機器、工作機械、工作機械向け工具、産業用ロボットなど幅広い事業を手掛けている不二越の業績に鑑みると、4月後半から始まる景気敏感株の決算動向に対する警戒はぬぐいきれず、本日までのような景気敏感株買い、内需ディフェンシブ売りの流れは限定的なものにとどまると思われる。