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マーケットコラム(2018年4月5日号)

5日の日経平均株価は、前日比325.87円高の21,645.42円となり続伸。米中の貿易摩擦が深刻化しないとの楽観論から、昨晩の米国株が上昇し円安も進んだことで、日経平均株価は大きく上昇した。業種別騰落率では、精密機器が前日比+2.78%となり上昇率首位。次いで不動産業が+2.46%、銀行業が+1.92%になった。下落した業種は非鉄金属が-0.66%となり下落率首位。次いで鉄鋼が-0.48%、水産・農林業が-0.36%になった。日経ジャスダック平均は+0.33%になり3日ぶりに反発。マザーズ指数は+0.74%となり4日ぶりに反発した。

個別株では、高齢化社会の到来に伴い事業拡大が期待される企業として4月3日に東証マザーズに新規上場したブティックス(9272)に注目している。介護用品のeコマースから事業を開始したが、足元では介護事業者向け展示会の運営と介護事業者向けM&A仲介事業が収益の柱として成長している。展示会は介護事業者と介護用品のサプライヤーのみが参加できる商談特化型が人気で、出展規模が拡大中。M&A仲介事業も15年度の9組から始まった仲介件数が、今期は41組へ拡大する見込み。介護業界は需要拡大が見込まれるものの、競争は激しく中小・零細企業は苦戦し廃業を選択するケースも多い。大手・中堅事業者は事業拡大のため買収に前向きながら、日本M&Aセンターなどの仲介大手の場合、小規模な案件でも最低手数料が1,000~2,000万円と高額なため参入するには案件の規模が小さく、未開拓の市場になっている。ブティックスでは展示会事業などを通じて介護事業者の情報を豊富に持っていることから、買い手を効率的に探すことができ、最低手数料100万円からM&Aの仲介を行っている。成約報酬単価は600万円ほどで、営業員1人が年間6.2組を成立させている。廃業予備軍は全国で1.3万件あると想定しており、事業の拡大余地は大きいと思われる。