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マーケットコラム(2019年10月23日号)

23日の日経平均株価は、前日比76.48円高の22,625.38円となり3日続伸。昨晩の米国株は下落したものの、米中貿易協議の進展期待から連日で年初来高値を更新。業種別騰落率は、海運業が+2.77%となり上昇率首位。次いで医薬品が+2.42%、非鉄金属が+2.21%になった。下落した業種は、精密機器が-1.43%となり下落率首位。次いで情報・通信業が-0.31%、石油石炭製品が-0.02%になった。日経ジャスダック平均は+0.50%、マザーズ指数も+1.02%となり揃って4日続伸した。

米アナログ半導体大手のテキサス・インスツルメントが、今朝、発表した10-12月期の業績見通しが市場予想を下振れし、時間外取引で大きく下落したことが嫌気され、東京エレクトロン(8035)、SCREEN HD(7735)、ローツェ(6323)など半導体関連で大きく下落する銘柄が目立った。アナログ半導体は音声、圧力、温度、電気などの信号を0と1のデジタル信号に転換する役割を担い、スマートフォンやタブレット、民生用ビデオ、オーディオ製品、PC、ビデオ監視、モーター駆動、電気自動車、掘削機器など様々な製品に使われている。米中貿易摩擦の影響に伴う世界的景気減速を受けて業績が悪化している模様で、テキサス・インスツルメントの株価が下落するのは妥当な展開だといえる。

一方、先週決算を発表した露光装置のASML、半導体受託生産のTSMCは、最先端技術であるEUVの導入に伴い好決算となったが、株価は決算発表を受けて一段高となる展開には至っていない。ここまでEUV導入ブームで東京エレクトロンなど半導体関連株は上昇してきたため、けん引してきたTSMC、ASMLの株価が失速するようだと、EUV導入という好材料が株価に大方織り込まれた可能性があり、東京エレクトロンなど日本の半導体関連株の上値も限定的になることが見込まれ、今後のTSMC、ASMLの株価動向に注目したい。