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マーケットコラム(2019年12月2日号)

2日の日経平均株価は、前日比235.59円高の23,529.50円となり3営業日ぶりに反発。終値で昨年10月以来の高値となった。先週末の米国株は下落したものの、11月30日に中国国家統計局から発表された11月の製造業PMIが前月比改善し、ファナック(6954)、TDK(6762)、太陽誘電(6976)など景気敏感株が上昇したことがけん引した。業種別騰落率は、海運業が+2.40%となり上昇率首位。次いでガラス土石製品が+1.48%、繊維製品が+1.35%になった。下落した業種は鉱業が-0.49%となり下落率首位。次いで石油石炭製品が-0.01%になった。日経ジャスダック平均は+0.57%となり7日続伸。マザーズ指数は-0.40%となり7日ぶりに反落した。

中国国家統計局による11月製造業PMIは50.2となり、10月の49.3から改善。拡大縮小の境になる50を、7ヵ月ぶりに回復。生産指数が10月の50.8から52.6へ、新規受注指数が49.6から51.3へ改善。新規輸出受注指数も10月の47.0から48.8へ改善した。製造業だけでなく、非製造業でも景況改善が見られており、11月の非製造業PMIは54.4となり10月の52.8から改善し、8ヵ月ぶりの高水準へ上昇。建設業や宿泊業、電気通信、放送、TV、衛星放送サービス、金融、保険などの景況感が好調。新規受注指数は51.3となり、10月の49.4から改善。雇用指数も10月の48.2から49.0へ改善した。事業活動の期待指数は61.0と高水準となっており、中国の製造業企業が先行きに楽観的になっていることが示唆されている。

本日、英調査会社IHS Markitから発表された日本、中国、韓国の11月製造業PMIも前月比改善する結果となっており、アジアの製造業に下げ止まりの兆しが見られている。米中貿易摩擦が鎮静化するような展開が続けば、電子部品や工作機械、FA、ロボットなど景気敏感株の株価回復局面が、当面続くものと期待される。