いつもあなたのそばで 頼れる金融機関です

マーケットコラム(2019年12月24日号)

24日の日経平均株価は、前日比9.47円高の23,830.58円となり小幅続伸したが、海外投資家がクリスマス休暇となることで動意に乏しい展開となった。業種別騰落率は、水産・農林業が+0.69%となり上昇率首位。次いで、ガラス土石製品が+0.39%、サービス業が+0.33%になった。下落した業種は保険業が-1.03%となり下落率首位。次いで、海運業が-0.53%、その他金融業が-0.50%になった。日経ジャスダック平均は+0.30%、マザーズ指数は+1.15%となり揃って反発した。

日経平均株価は膠着感の強い展開になっているが、個別株では経営コンサルティング業界に注目している。AIやRPA、ビッグデータなど急速に進化が進むデジタル技術を経営に活用するため、専門的な知見を持つコンサルタントを活用する動きが増えており、ベイカレント(6532)の19年3-8月期決算は前年同期比31.5%増収、90.6%営業増益、野村総研(4307)のコンサル部門も4-9月期は8.0%増収と順調に拡大している。

コスト削減コンサルが主力のプロレド・パートナーズ(7034)は、人件費の高騰や先行き不透明な経済情勢からコストマネジメントコンサルの需要が旺盛で、19年10月期決算は前年同期比60.0%増収、73.2%営業増益。20年10月期は、マーケティングコンサルでのノウハウ獲得やコスト削減コンサルの対象範囲拡大など、新規事業領域に積極投資を行うことから増益率は低下するが、既存のコストマネジメントコンサルに対する需要は強く前年同期比31.3%増収、16.0%営業増益計画(1株を2株に株式分割、基準日1月10日)。

プロジェクトの円滑な推進を支援するPMOコンサルに強いマネジメントソリューションズ(7033)の19年10月期決算は、前年同期比33.5%増収、38.4%営業増益。売上、利益ともに会社計画超過達成。人材採用を目的としたTVCMの実施やオフィス拡張のため、20年10月期は前年同期比37.8%営業減益となるが、PMOコンサルの需要は強く売上は41.1%増を計画。コンサルタントの採用が進めば売上は伸ばせる環境にあり、25年10月期に売上230億円、営業利益50億円の達成を目指して採用を強化していく方針。

複雑化する事業環境やデジタル技術の進化、人手不足など様々な経営課題に対応するため、当面コンサル業界の業績拡大、株価上昇局面が続くものと思われる。