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マーケットコラム(2019年6月3日号)

3日の日経平均株価は、前日比190.31円安の20,410.88円となり4日続落。先週末の米国株式市場で、米国株が下落したことや為替市場で円高ドル安が進行したことが嫌気され、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、オムロン(6645)など景気敏感株の下落が目立った。業種別騰落率は石油石炭製品が-3.15%となり下落率首位。次いで証券商品先物が-3.05%、ガラス土石製品が-2.60%になった。上昇した業種は電気・ガス業が+2.05%となり上昇率首位。次いで陸運業が+0.86%、不動産業が+0.85%となった。日経ジャスダック平均は-1.35%、マザーズ指数も-3.51%となり揃って4日続落した。

5月31日に発表された国家統計局による中国製造業PMIは49.4となり4月の50.1から悪化。拡大縮小の境となる50を割り込み、事前予想の49.9も下回った。中国政府の景気刺激策で持ち直すかに見えた中国製造業だが、政策効果は早くも一巡。先行指標となる新規受注指数は49.8となり、4月の51.4から悪化し50割れ。輸出向け新規受注指数も46.5となり4月の49.2から悪化。雇用指数は47.0となり、減速傾向が継続。雇用は景気刺激策の効果がほぼ見られず、長期にわたって縮小し続けている。米中貿易摩擦の激化もあり、中国経済が早期に回復基調に戻ることは期待しにくく、今後も慎重な投資姿勢を継続したい。

今晩は米国で5月のISM製造業景況指数が発表される。ブルームバーグ集計によるエコノミスト予想は53.0と、4月の52.8から小幅改善が見込まれているが、5月23日にIHSマークイットから発表された米国の5月製造業PMI速報値は50.6となり、事前予想の52.6から下振れし、2009年9月以来の水準に落ち込んだ。株式市場の注目度が高いISM製造業景況指数も事前予想を下回り、前月比大きく低下するようなら、米国で景気減速懸念が高まり、FRBへの利下げ期待が上昇し、ドル/円相場は107円台に突入する展開も想定され、結果に注目したい。