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マーケットコラム(2019年8月21日号)

21日の日経平均株価は、前日比58.65円安の20,618.57円となり4日ぶりに反落。昨日の米国株式市場が下落したことで、日経平均株価は200円近く下げる場面があったものの、為替市場で円安が進行したことや中国株が上昇したことなどが好感され、下げ幅を縮めて取引を終えた。業種別騰落率は、電気ガス業が-1.68%となり下落率首位。次いでガラス土石製品が-1.59%、非鉄金属が-1.54%になった。上昇した業種はゴム製品のみで+0.19%となった。日経ジャスダック平均は-0.33%となり4日ぶりに反落。マザーズ指数は+0.09%となり3日続伸した。

16日に決算を発表した、半導体製造装置の世界最大手アプライドマテリアルズは、決算電話会議において、IoTや通信、自動車、イメージセンサなど向けに顧客が最先端半導体の投資を加速させており、メモリも20年には投資が回復するとの前向きな見通しを示した。半導体関連株では、最先端半導体の投資活発化はすでに織り込み済みと見られ、メモリ投資の回復時期と大きさに関心が向かっている。実際にメモリ投資が回復してくれば、東京エレクトロン、SCREEN HDなど半導体関連はもう一段高の展開が見込まれる。

20年初に中国で5Gの商用サービスが開始されることから、20年は5Gスマートフォン商戦が中国で活発化すると見られる。そのため、19年末にかけてメモリの需給が引き締まり、20年初くらいにメモリ投資が動き出す展開が見込まれる。今まで投資が休止していたことから、規模も比較的大きなものになると思われる。活況な最先端半導体向け投資に、メモリの投資回復が加わると、東京エレクトロン、SCREEN HDなどの業績は、最高益近辺まで改善してくる可能性があり、メモリ市場の動向が注目される。