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マーケットコラム(2020年1月21日号)

21日の日経平均株価は、前日比218.95円安の23,864.56円となり4日ぶりに反落。中国武漢で発生した新型コロナウィルスによる肺炎の感染拡大を警戒して、中国株が下落したことが嫌気された。業種別騰落率は、空運業が-2.54%となり下落率首位。次いで、鉄鋼が-1.44%、化学が-1.41%になった。一方、上昇した業種は建設業が+0.56%となり上昇率首位。次いで、パルプ・紙が+0.29%、輸送用機器が+0.19%になった。日経ジャスダック平均は+0.37%となり3日続伸。マザーズ指数は+0.11%となり続伸した。

日経平均株価は18年10月の高値24,448.07円を前に足踏みの展開になっているが、個別銘柄では東京オリンピックに向けて需要拡大が見込まれる、プロモーションイベント業界に注目している。イベント企画運営大手のTOW(4767)は、既存、新規ともに顧客からの大型案件の取り込みが好調で、20年6月期1Q決算が前年同期比28.2%増収、91.6%営業増益と好調なスタートになった。東京オリンピック関連の案件が加速してきたこともあり、12月には通期計画の上方修正を発表している。

コンサートなどの音響・映像サービスを提供するヒビノ(2469)は、M&Aに加えて、東京オリンピック・パラリンピック関連やコンサート・イベント需要の拡大により、大型案件の獲得が増えており、20年3月期の上期決算は前年同期比32.4%増収、51.7%営業増益と好調に推移し、通期計画も上方修正。上期の売上は過去最高を更新した。

販促イベントプロデュースも手掛ける総合PR会社のベクトル(6058)は、タクシー内にディスプレイを設置し動画広告を流すタクシーサイネージ事業や、子会社の採算改善などにより、20年2月期3Q決算は前年同期比17.4%増収、41.7%営業増益。販促イベントやプロモーション戦略などを幅広く手掛けるPR事業の売上は、過去最高を更新。需要拡大を見据えて人員増強を積極化させている。

プロモーション企画大手のフロンティアインターナショナル(7050)の20年4月期上期決算は、前年同期比10.8%増収、27.1%営業増益。嗜好品・化粧品などのプロモーションイベントやキャッシュレス関連の店頭プロモーションが伸び、上期の過去最高益を更新。会社計画も超過達成。12月3週時点での3Q受注は前年同期比32.4%増と好調。4Qも大型国際イベント案件の本格受注期を迎えて、好調だった前年並みで推移しており、通期計画の上方修正が期待される。