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マーケットコラム(2020年6月10日号)

10日の日経平均株価は、前日比33.92円高の23,124.95円となり続伸。昨晩のNYダウが300.14ドル安となったことで、寄り付きは安く始まったものの、ナスダック総合が上昇したことが好感され、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)などハイテク関連がけん引し、プラスに転換して取引を終えた。業種別騰落率は、サービス業が+0.77%となり上昇率首位。次いで、化学が+0.65%、精密機器が+0.59%になった。下落した業種は鉱業が-2.31%となり下落率首位。次いで、不動産業が-2.11%、鉄鋼が-1.95%になった。日経ジャスダック平均は+0.18%、マザーズ指数も+1.52%となり揃って4日続伸した。

経済活動の再開への期待感から米国S&P500は上昇が続いており、8日には3,232.39まで上昇した。新型コロナの治療法やワクチン開発の進展を期待すると、業績予想として参考になるのは、21年の予想EPS161.5だと思われ、これを基にしたPERは8日時点で20倍となっている。過去5年でPER20倍に接近したのは17年末と19年末の2回しかなく、どちらも上抜けすることなく、その後、株価、PERともに調整する展開となった。過去20年程度を振り返ってみると、PER20倍を上回ってS&P500が推移したのは、2000年のITバブル時だけとなっている。

今回はFRBなど各国中銀による資金供給に伴い流動性は潤沢であり、AI、IoT、5G、EUVなど新テクノロジーが世界を変えるとの期待感も強く、2000年のITバブル時以来となる、本格的なバブル相場入りとなっても不思議はない。そうなった場合、米国ではアップルやアマゾン、マイクロソフトなどのIT大手の上昇が継続し、NVIDIAなどの半導体関連、半導体製造装置なども上値追いの展開となることが見込まれる。日本では東京エレクトロンやアドバンテスト、ディスコ(6146)、レーザーテック(6920)などの半導体関連や安川電機(6506)、オムロン(6645)、ハーモニック・ドライブ(6324)などのロボット、自動化関連が物色の中心になると見られ、押し目待ちに押し目なしの上値追い相場になる可能性があり注目したい。