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マーケットコラム(2020年9月15日号)

15日の日経平均株価は、前日比104.41円安の23,454.89円となり4日ぶりに反落。昨晩の米国株式市場は上昇したものの、鉄鋼、空運など直近上昇してきた銘柄中心に利益確定売りが優勢になった。業種別騰落率は、鉄鋼が-2.85%となり下落率首位。次いで、空運業が-2.67%、鉱業が-2.16%になった。上昇した業種は、海運業が+0.74%となり、上昇率首位。次いで、サービス業が+0.40%、銀行業が+0.32%となった。日経ジャスダック平均は+0.39%となり4日続伸、マザーズ指数は+2.05%となり反発した。

日経平均株価は底堅い動きとなっているが、上値追いの動きには乏しく、やや膠着感のある展開となっている。ただ、個別株では決算発表やアナリストの投資判断の変更などを材料とした物色が活発に行われており、9月3日に決算を発表したアルチザ(6778)に注目したい。20年7月期通期決算は前年同期比22.9%増収、489.6%営業増益。5G向けの研究開発が積極的に行われており、ノキアやNEC、富士通など向けに5G基地局用テストシステムの販売が拡大。4G向け研究開発費負担の軽減により大幅増益を達成。

今期は前年同期比11.4%増収、10.0%営業増益計画。5Gの本格化に伴い基地局建設が活発に行われることで、基地局をテストするテストシステムの需要が増加する見込み。テストが大規模化し顧客の負担が増えているため、アルチザのテストサービスの受託需要も増加しており、受注残は過去最高を更新。iPhone12の登場で5G向け通信端末を使う人が増えれば、今年の終わりから来年に向けて、5G基地局建設が一段と活発化する展開も期待される。中期経営計画では、5Gの基地局建設が進む23年7月期に売上44億円、営業利益7.3億円の達成を目指す方針。5Gテストシステムの開発は完了しており、研究開発費がピークアウトしていることから、売上の拡大に伴い利益も右肩上がりで成長していくことが期待される。