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マーケットコラム(2020年10月5日号)

5日の日経平均株価は、前日比282.24円高の23,312.14円となり反発。新型コロナに感染したトランプ大統領は、症状が回復しており5日にも退院する可能性があると、医師団の一人が述べたことが好感され、株高の展開となった。業種別騰落率は、鉄鋼が+4.10%となり上昇率首位。次いで、鉱業が+4.06%、陸運業が+3.65%になった。下落した業種は、その他製品のみで-0.53%となった。日経ジャスダック平均は+0.91%、マザーズ指数も+2.62%となり揃って反発した。

ブルームバーグの報道によると、9月29日のTV討論会の後に行われた世論調査では、トランプ大統領の支持率が39%、バイデン候補が53%となった。支持率の差は11ポイントとなり、今回の選挙戦で最も差が開いている。また、トランプ大統領の新型コロナ感染で、一段と支持率の差が開くことも想定され、バイデン大統領誕生との見方が強まりつつある。バイデン候補が大統領となった場合、増税策を懸念する声もあるが、金融緩和の状態が継続することや多額の財政支出を行う方針も示されており、株式市場が大きく調整する展開とはならず、むしろ、環境関連など政策メリット株には資金が集中するような展開も想定される。そこで、日本株ではエヌ・ピー・シー(6255)に注目したい。

太陽電池モジュールの製造装置を手掛けるエヌ・ピー・シーは、売上の70%超が米国の太陽電池大手ファーストソーラー向けとなっている。米国ではカリフォルニア州など再生可能エネルギーの活用に取り組む州が増えており、20年1-3月の太陽電池の設置量は3.6GWで過去最高を更新。20年の米国太陽電池市場は前年比35%増の約17.5GWとなり、21年に向けて市場の拡大が見込まれている。ファーストソーラーは米国向けが売上の約80%を占めており、4-6月期の売上は前年同期比9.8%増と堅調に推移し、パネルの受注残は12.3GWと豊富に確保している。バイデン大統領が誕生し再生可能エネルギーの導入が強化されるようなら、ファーストソーラーの業績にプラスに作用し、NPCの装置にも引き合いが来るものと思われる。