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マーケットコラム(2020年10月15日号)

15日の日経平均株価は、前日比119.50円安の23,507.23円となり3日ぶりに反落。追加経済対策の協議が難航していることから昨晩の米国株が下落し、そのことが嫌気され、日経平均株価は上値の重い展開となった。業種別騰落率は、医薬品が-1.79%となり下落率首位。次いで、パルプ・紙が-1.57%、食料品が-1.43%になった。上昇した業種は、鉄鋼が+0.53%となり上昇率首位。次いで、保険業が+0.12%、空運業が+0.02%になった。日経ジャスダック平均は-0.50%、マザーズ指数も-2.25%となり揃って反落した。

米国では金融大手など決算発表が本格化しており、米S&P500構成企業のうち14日までに決算発表をした37社のうち、31社が事前の利益予想を上回っている。米国企業の決算は今のところ良好な内容となっており、米国株も堅調に推移している。日本企業では2月や8月期企業の決算発表が続々と行われているが、なかでも10月9日に発表になったモータ、ロボット大手の安川電機(6506)の21年8月期上期決算内容に注目したい。

上期決算は前年同期比11.8%減収、8.3%営業減益と減収減益になったが、ロボットの需要が持ち直し、売上、利益ともに会社計画を上回って着地した。ロボット事業の1Q決算は前年同期比87.0%営業減益と落ち込んだが、2Qは自動車工場の稼働再開や中国の5G関連需要、新型コロナを契機とした自動化ニーズの加速が貢献し15.5%営業増益に転換した。2Qのロボットの受注は、自動車需要の改善が貢献し、中国で前年同期比34%増、前四半期比15%増、米国も前四半期比34%増と持ち直しており、下期のロボット事業は上期の前年同期比36.7%営業減益に対して、5.5%営業増益へ回復する計画を示している。自動車などロボットの需要は回復基調にあると見られ、同業のファナック(6954)の他、小型ロボットを絡めた生産ラインの自動化の提案を強化しているオムロン(6645)、小型ロボット向けにキーコンポーネントである減速機を提供しているハーモニック・ドライブ(6324)にも注目したい。