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マーケットコラム(2020年11月2日号)

2日の日経平均株価は、前日比318.35円高の23,295.48円となり6日ぶりに反発。先週末の米国株は下落したものの、中国の製造業の景況感改善を受けて香港ハンセン指数や韓国株、台湾株などアジア株が堅調に推移したことが好感された。業種別騰落率は、陸運業が+3.62%となり上昇率首位。次いで、金属製品が+3.23%、鉄鋼が+3.17%になった。下落した業種はなく全面高となった。一方、日経ジャスダック平均は-0.25%、マザーズ指数は-1.35%となり揃って4日続落となった。

いよいよ11月3日は米大統領選が実施される。事前の世論調査などではバイデン候補優勢との見方が強いが、トランプ大統領が最後の追い込みを見せて大逆転する可能性もあり、どちらが勝利するかは結果が出るまで分からない。勝敗がつくまで時間がかかる場合、政治的空白や混乱、追加経済対策の実施遅れを嫌気して、米国株は軟調な推移になることが想定されるが、勝敗が早々に決まるようなら、どちらが勝っても米国株は反転する展開になるものと思われる。

バイデン候補が勝利した場合、米国では財政支出拡大を期待して太陽光などの環境関連やインフラ関連、景気敏感株の上昇、ドル安が見込まれる。日本株では米中貿易摩擦の緩和期待から半導体製造装置、電子部品関連や電動車向けパワー半導体の需要が好調な富士電機(6504)、米太陽電池メーカーのファーストソーラーへ太陽電池製造装置を納入しているエヌ・ピー・シー(6255)などの株価上昇が期待される。

一方、トランプ大統領が再選した場合、米国ではGAFAMなどの巨大IT企業、ハイテク関連銘柄の上昇、ドル高が見込まれる。日本株では米国ハイテク株高を受けてDX関連やメルカリ(4385)、BASE(4477)、マクアケ(4479)などマザーズ銘柄、エムスリー(2413)やファストリ(9983)などの株価上昇が期待される。また、バイデン候補優勢との観測を株式市場は織り込みつつあり、直近でGAFAMやマザーズ銘柄の調整が進んでいることから、トランプ大統領再選の場合、ハイテク、DX関連銘柄は大きく反発する展開になるものと思われる。