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マーケットコラム(2021年2月1日号)

1日の日経平均株価は、前日比427.66円高の28,091.05円となり3日ぶりに反発。先週末の米国株は大きく下落したものの、香港、韓国、台湾などアジア株の上昇やシカゴ市場のNYダウの先物が上昇したことが好感された。エムスリー(2413)やTOTO(5332)、NEC(6701)など先週末に好決算を発表した銘柄の上昇が目立った。業種別騰落率は、ガラス土石製品が+3.71%となり上昇率首位。次いで、非鉄金属が+3.12%、金属製品が+2.89%になった。一方、下落した業種は食料品が-1.00%となり下落率首位。次いで、石油石炭製品が-0.74%、陸運業が-0.61%となった。日経ジャスダック平均は+0.50%、マザーズ指数も+2.10%となり揃って3日ぶりに反発した。

米国株は高値波乱の展開となっており、日本株も変動が激しくなっているが、株価の変動に過度に振り回されることなく、10-12月期決算が好調な銘柄に注目していきたい。1月28日に21年3月期3Q累計決算を発表した富士電機(6504)は、新型コロナによる自販機などの販売減により前年同期比8.2%減収、16.4%営業減益となったが、10-12月期(3Q)はパワー半導体の需要増やFA製品の底打ち、原価低減などにより、5割超の営業増益へ転換した。電動車向け需要の拡大がけん引し、パワー半導体の3Q累計売上は前年同期比17.6%増と好調に推移しており、生産増に伴い収益性も改善。3Qのパワー半導体の受注は前年同期比30%増加。特に、自動車向けパワー半導体の受注は前年同期比64%増、電動車向けは約2倍の増加と大幅に拡大。中国など世界各国で電動化の流れが加速しており、4Qから来期に向けてもパワー半導体の需要は好調に推移する見込み。23年度を最終年度とする中期経営計画の半導体事業の目標値も、上振れする可能性が高いとしている。需要増に伴い生産能力の引き上げに取り組む方針を示しており、パワー半導体がけん引し来期に向けて業績回復が進むものと思われる。