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マーケットコラム(2021年2月8日号)

8日の日経平均株価は、前日比609.31円高の29,388.50円となり大幅に続伸。先週末の米国株が上昇したことや米追加経済対策が早期に成立するとの見方から、神戸鋼(5406)や日本製鉄(5401)など景気敏感株中心に大きく上昇し、30年半ぶりの高値となった。業種別騰落率は、鉄鋼が+7.00%となり上昇率首位。次いで、鉱業が+6.83%、海運業が+4.87%になった。下落した業種はなく全面高となった。日経ジャスダック平均は+0.36%となり続伸、マザーズ指数は+0.44%となり反発した。

日経平均株価は29,000円台乗せとなり、3万円が間近に迫る状況になってきた。緊急事態宣言の発出もあり、日本の新型コロナの新規感染者数は鈍化傾向に入っていることや新型コロナワクチンの接種開始により、経済活動の正常化に対する期待感が高まりやすい状況にあり、3月に向けて日経平均株価は3万円台乗せの展開が期待される。

個別銘柄では化粧品、サプリメントを展開するファンケル(4921)に注目したい。10-12月期決算は、前年同期比2.1%減収、6.5%営業増益。通販の伸びや経費削減に加えて、新型コロナの感染拡大が落ち着いてきたことで店舗販売も回復し増益に転換。12月から健康な人の免疫機能の維持を助ける機能性表示食品「免疫サポート」の販売を開始。ドラッグストアからの引き合いが強く、12月中に売上4億円を達成。1月にはTVCMを実施しており、通期で売上10億円超の達成を目指す方針。20年の中国向けサプリメントの越境EC売上は前年比3倍に拡大。ビタミンやミネラルなどのベーシックなサプリメントの販売が増加している。中国の一人当たりサプリメント支出額は、日本に比べて5分の1にとどまっており、サプリメント市場の拡大余地は大きい。コラーゲンなどビューティーサプリの投入、現地企業と協力した中国国内での直接販売も開始。新型コロナの感染拡大に伴い、足元の化粧品販売は苦戦が見込まれるものの、「免疫サポート」の販売増や中国サプリメント事業の拡大、経済正常化に伴う化粧品販売の回復により、21年度業績の改善が期待される。