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マーケットコラム(2021年3月22日号)

22日の日経平均株価は、前日比617.90円安の29,174.15円となり大幅続落。先週末の米国市場における長期金利の上昇、NYダウの下落に加えて、日銀によるETF買い入れがTOPIX型のみとなったことで、ファーストリテイリング(9983)、ダイキン(6367)、ファナック(6954)など値がさ株が下落したことが影響した。業種別騰落率は、輸送用機器が-3.09%となり下落率首位。次いで、保険業が-2.65%、機械が-2.08%になった。一方、上昇した業種は、海運業が+4.00%になり上昇率首位。次いで鉄鋼が+1.53%、電気・ガス業が+1.15%になった。日経ジャスダック平均は+0.27%となり12日続伸。マザーズ指数は-0.81%となり続落した。

本日から首都圏1都3県で緊急事態宣言が解除され、経済活動の正常化に向けて1歩前進となった。変異株の感染拡大など警戒すべき点もあるが、4月半ばからは高齢者へワクチン接種の対象が拡大されることや温暖な季節になることもあり、新型コロナの感染拡大が抑制できれば、旅行業界やレジャー施設、小売、外食企業などの業績改善が期待される。なかでも、エアトリ(6191)やアドベンチャー(6030)などネット旅行会社は、経済正常化の恩恵を受けやすいものと思われ注目したい。コロナ禍に対応するためコスト削減を徹底したことや昨年秋のGoToトラベルの効果、航空券や宿泊予約のデジタルシフトの追い風を受け、エアトリは10-12月期の営業利益が四半期として過去最高となり、アドベンチャーも21年6月期の利益が大幅増となる見通しを示している。2回目の緊急事態宣言の対象となった11都府県、北海道、徳島県、島根県、沖縄県を除く32の県が政府に対して、GoToトラベルの段階的な再開を求める緊急要望を出しており、新型コロナの感染拡大が抑えられている県において、早期にGoToトラベルが再開した場合、エアトリ、アドベンチャーなどネット旅行会社の業績は一段と上振れすることが期待される。