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マーケットコラム(2021年3月29日号)

29日の日経平均株価は、前日比207.82円高の29,384.52円となり3日続伸。先週末の米国市場が上昇したことが好感され、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)など半導体関連が上昇をけん引した。日経平均株価は一時400円を超える上げ幅になったものの、クレディスイスや野村HD(8604)など一部の金融機関が、米のヘッジファンドとの取引で巨額の損失が発生したとの報道が広がり、上げ幅を縮めて取引を終了した。業種別騰落率は、小売業が+1.28%となり上昇率首位。次いで、ゴム製品が+1.18%、機械が+1.12%になった。一方、下落した業種は、証券商品先物が-8.79%になり下落率首位。次いで海運業が-5.55%、空運業が-2.06%になった。日経ジャスダック平均は-0.02%となり3日ぶりに反落。マザーズ指数は-1.78%となり反落した。

今日の株式市場では東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREEN HD(7735)、レーザーテック(6920)など半導体関連の上昇が目立ったが、先週23日に発表されたインテルの設備投資計画が引き続き好感されているものと思われる。インテルは21年の設備投資額を、20年の143億ドルに対して190~200億ドルに増額し、米アリゾナ州に回路線幅7nmの最先端の工場を建設するとの方針を示した。台湾のTSMC、韓国のサムスンに続いて、インテルも巨額の設備投資を行う計画を示しており、東京エレクトロンなど半導体製造装置メーカーにとって追い風になることが見込まれる。また、インテルが7nmの半導体の生産に取り組むなら、EUV露光装置を利用することになるものと思われ、EUVマスク向け検査装置のレーザーテックの業績押上げ要因になることが見込まれる。生産余力の点ではSCREEN HD、ローツェ(6323)は新工場を建設し、生産能力の引き上げを進めてきたことで、半導体不足に伴う半導体各社の生産能力引き上げによる恩恵を、大きく受けることが見込まれる。半導体ウエハ切断装置のディスコ(6146)は、1-3月期の受注が過去最高を超える見通しを示し、半導体製造装置向け部品加工メーカーのマルマエ(6264)も、3月19日に発表した月次受注残のリリースにおいて、足元の半導体分野の市場環境が過去最高水準にあるとしており、半導体関連企業の業績は好調な推移が続くことが見込まれる。