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マーケットコラム(2021年4月12日号)

12日の日経平均株価は、前日比229.33円安の29,538.73円となり反落。先週末の米国株が上昇したことで、日経平均株価は上昇して始まったものの、米株価指数先物や中国株が下落したことや、先週末に決算を発表した安川電機(6506)が大きく下落したことが嫌気された。業種別騰落率は、海運業が-5.58%となり下落率首位。次いで非鉄金属が-1.47%、その他金融業が-1.21%になった。一方、上昇した業種は、倉庫運輸関連が+0.82%になり上昇率首位。次いで電気・ガス業が+0.70%、鉄鋼が+0.66%になった。日経ジャスダック平均は-0.27%、マザーズ指数は-2.28%となり揃って反落した。

小売企業など12-2月期の決算発表が盛んに行われているが、ニトリHD(9843)やウエルシア(3141)などコロナ特需銘柄やアダストリア(2685)、ローソン(2651)など業績改善期待で買われていたアフターコロナ銘柄、21年8月期計画を上方修正したファーストリテイリング(9983)、大幅増益計画を示した安川電機(6506)も決算発表後、売られる展開になっており決算後の株価の反応は総じて悪くなっている。

一方、システムテスト受託事業が主力のSHIFT(3697)は、コロナ禍でIT投資を控えていた顧客が投資を活発化させてきており、システムテストの需要が増加し、2Q(12-2月)決算は前年同期比61.4%増収、45.4%営業増益と好調に推移し、決算後の株価は大きく上昇した。銀行や証券、保険など金融系に加えて、製造業、5Gなど通信業、ITサービス、エネルギー、官公庁、自治体などでIT投資が活発に行われている。ハイスキル人材の獲得も進んでおり、上流工程から参画する高単価プロジェクトが増加。下期に向けて一段と人員増強を進める方針を示しており、今後も業績拡大が見込まれる。システムテストの需要が増加していることから、システム開発のNEC(6701)や富士通(6702)、CTC(4739)などの業績も好調に推移しているものと思われ、決算発表に向けて株価は堅調に推移する展開が期待される。