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マーケットコラム(2021年5月25日号)

25日の日経平均株価は、前日比189.37円高の28,553.98円となり4日続伸。昨日の米国市場で10年債利回りが低下したことを受けて、ハイテク株などが上昇したことが好感され、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、エムスリー(2413)などの上昇がけん引した。業種別騰落率は、証券商品先物が+2.00%となり上昇率首位。次いでその他製品が+1.83%、鉄鋼が+1.64%になった。一方、下落した業種は、海運業が-2.35%になり下落率首位。次いでパルプ紙が-1.23%、水産・農林業が-0.91%になった。日経ジャスダック平均は+0.46%となり6日続伸、マザーズ指数は+2.27%となり反発した。

昨日から東京と大阪などで新型コロナワクチンの大規模接種が始まった。NHKや民放などのTV報道を見る限り、多少混乱はあったが順調に接種が進んでいるようで、今後のワクチン接種ペースの加速が期待される。ワクチン接種の進展に伴う経済活動の正常化への期待感から、航空券などの予約サイトを運営するエアトリ(6191)やアドベンチャー(6030)など、旅行、レジャー関連の株価は順調な推移となっている。経済活動の正常化により業績の回復が期待される銘柄については、ワクチン接種率の高まりとともに一段と上値を伸ばす展開になることが期待される。

経済活動の正常化が進むようなら、セブンイレブン向けにおにぎりやお弁当などの生産を行うわらべや日洋HD(2918)の業績も回復基調を強めるものと思われ注目したい。新型コロナの感染拡大に伴いレジャー、外出需要が縮小したことで、おにぎり中心に米飯群の販売が減少し、21年2月期決算は前年同期比9.0%減収となった。工場再編や商品規格見直し、人材派遣を直接雇用に切り替えることによる人件費の上昇抑制、水道光熱費の単価下落などで利益率が改善し、営業利益は前年同期比22.4%増となったが、新型コロナにより、通年で売上152億円、営業利益31億円のマイナス影響が発生した。今期は新型コロナによるマイナス影響の低下や生産性改善施策の継続により、前年同期比1.9%増収、35.1%営業増益を計画しているが、ワクチン接種の進展により経済活動の正常化が進めば、売上の回復が一段と進むものと思われ、会社計画の上振れ達成が期待される。