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マーケットコラム(2021年6月7日号)

7日の日経平均株価は、前日比77.72円高の29,019.24円となり反発。先週末の米国株が上昇したことを受けて、日経平均株価は300円高に迫る場面があったものの、半導体や自動車関連で利益確定売りが優勢となり、上げ幅を縮めて取引を終えた。業種別騰落率は、海運業が+2.55%となり上昇率首位。次いでサービス業が+1.26%、情報・通信業が+1.03%になった。一方、下落した業種は、鉄鋼が-4.71%となり下落率首位。次いで、銀行業が-1.19%、機械が-0.87%になった。日経ジャスダック平均は+0.33%、マザーズ指数は+1.30%となり揃って反発した。

今日の日本株は利益確定売りが優勢となり、ここのところ戻り歩調にあったエイチ・アイ・エス(9603)や共立メンテ(9616)などの観光関連、高島屋(8233)、三越伊勢丹(3099)などの百貨店といった、経済活動の再開により業績改善が期待される業種でも下落する銘柄が目立った。6月7日更新のNHKウェブサイトの情報によると、日本におけるワクチン接種が完了した人の割合は3.1%となっており、米国の41.3%、イギリスの40.0%、スペインの21.9%、ドイツの20.6%などと比べて出遅れている。ただ、ワクチンの確保は進んでいると見られ、大規模接種会場での高齢者向け接種が順調に進んでいることに加えて、企業や大学でも接種が開始される予定になっており、接種率は今後上昇していくことが見込まれる。また、個人の自由意志が尊重される欧米に比べて、同調意識の強い日本では、多くの人がワクチン接種を行い、集団免疫の獲得に向けて接種率が早期に高まることが期待される。集団免疫が獲得されるまでワクチンの接種率が高まり、外国人観光客の取り込みが再開されれば、旅行関連やホテル、百貨店などの業績は大きく改善するものと思われ、エイチ・アイ・エス(9603)の他、ホテルの共立メンテ(9616)や東祥(8920)、百貨店の高島屋(8233)、松屋(8237)など新型コロナの影響を大きく受けた銘柄群への物色が、今後も継続することが見込まれる。