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マーケットコラム(2021年7月5日号)

5日の日経平均株価は、前日比185.09円安の28,598.19円となり反落。先週末の米国株は上昇したものの、ソフトバンクG(9984)とファーストリテイリング(9983)の下落が重しになった。ソフトバンクGは出資する中国配車サービス最大手「ディディ」のアプリのダウンロードが、中国当局から停止するよう命じられたことが売り材料になった。ファーストリテイリングは、6月の月次売上が落ち込んだことが嫌気された。業種別騰落率は、鉄鋼が-2.64%となり下落率首位。次いで情報・通信業が-1.70%、パルプ・紙が-1.56%になった。上昇した業種は空運業が+2.21%となり上昇率首位。次いで海運業が+1.11%、陸運業が+0.74%になった。日経ジャスダック平均は-0.03%、マザーズ指数も-0.79%となり揃って反落した。

足元で3-5月期決算の発表が本格化しているが、今週発表を予定している企業では6日のわらべや日洋HD(2918)、8日のセブン&アイHD(3382)、SHIFT(3697)の結果に注目したい。わらべや日洋HDは経済活動の正常化に伴い人々の外出が増えることで、セブンイレブン向けのおにぎりや弁当などの販売増が期待される。工場再編など生産性改善施策の成果も貢献し、前年同期比大幅増益になることが想定される。セブン&アイHDは国内コンビニと米国コンビニ事業の改善度合いに注目したい。特に米国ではワクチン接種の進展に伴い経済活動の正常化が急ピッチで進んでおり、米国コンビニ事業が業績けん引役となり、通期計画の上振れ達成に向けて好調な滑り出しとなることが期待される。SHIFTはDXに絡んだIT投資が拡大しており、ソフトウェアテストの需要増大が見込まれる。アフターコロナにおいてもDXに対する重要性は変わらず、NTTデータ(9613)や野村総研(4307)などシステム大手の21年3月末の受注残は過去最高になっており、SHIFTが手掛けるソフトウェアテストアウトソーシング需要も増加しているものと思われる。