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マーケットコラム(2021年10月11日号)

11日の日経平均株価は、前日比449.26円高の28,498.20円となり3日続伸。先週末の米国株は下落したものの、為替が円安方向に推移したことや中国株が上昇したこと、岸田首相が金融所得課税に対して当面手を付けないと表明したことなどが好感され、自動車など外需銘柄中心に上昇する展開になった。業種別騰落率は海運業が+3.69%になり上昇率首位。次いで空運業が+3.59%、鉱業が+3.18%になった。下落した業種は電気・ガス業のみで-0.20%だった。日経ジャスダック平均は+0.72%、マザーズ指数も+1.61%となり揃って3日続伸した。

今週から米国市場で7-9月期決算発表が本格化する。ブルームバーグ集計によるS&P500の21年予想EPSは、7月初めの191.4に対して9月7日に203.2となり、上方修正基調にあったが、原材料高や物流の混乱、新型コロナのデルタ株の感染拡大などにより、9月半ば頃から業績見通しの改善が頭打ちになってきている。S&P500の22年予想EPSも7月初めの214.0に対して、9月7日に220.8へ上昇したが、その後の改善は小幅にとどまっている。S&P500の株価は業績見通しの頭打ち感に歩調を合わせて、上値が重い展開になりつつある。10月8日のS&P500の21年予想PERは21.6倍と、過去の推移から見て高い水準にあることに加え、資源価格の上昇を受けて金利も上昇傾向にあるため、米国株が上昇基調を維持するには、業績見通しの改善が必要だと思われる。今週から本格化する7-9月期決算発表を契機に、先行きの業績見通しが改善し、予想EPSが再び上昇基調に転換すれば、米国株は反発する展開になると思われ決算の動向に注目したい。