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マーケットコラム(2021年11月16日号)

16日の日経平均株価は、前日比31.32円高の29,808.12円となり4日続伸。昨晩の米国株は小幅に下落したが、取引時間中に行われた米国のバイデン大統領と中国の習近平主席のオンライン形式による首脳会談を波乱なく通過したことで、米中関係の改善期待から中国株が上昇し日経平均株価も一時3万円に接近する場面があった。業種別騰落率は鉱業が+1.22%になり上昇率首位。次いで、輸送用機器が+0.98%、保険業が+0.86%になった。一方、下落した業種は海運業が-2.55%となり下落率首位。次いでパルプ・紙が-1.19%、サービス業と陸運業が-1.05%になった。日経ジャスダック平均は+0.43%となり4日続伸、マザーズ指数は+1.32%となり3日続伸した。

日経平均株価は3万円を前に足踏みする展開になっているが、個別銘柄では半導体関連やDX関連などで年初来高値を更新する銘柄が相次いでおり、今回はシステム開発のJBCC HD(9889)に注目したい。22年3月期上期決算は前年同期比8.6%減収、16.1%営業増益。注力する超高速開発やクラウド、セキュリティといった高付加価値分野の売上拡大がけん引し、会社側の利益計画を上振れして着地。超高速開発は独自のアジャイル開発(短い開発期間単位を繰り返しながらシステム開発を進めることで、開発途中の仕様・要件変更に柔軟に対応し、顧客の要件を素早く反映しながらプロダクトを開発する手法)で基幹システムの刷新などのシステム開発を提供。グローバル大手製造業や大手流通スーパー、大手食品、卸売り企業などから受注を獲得し、上期の受注高は前年同期比69.8%増と好調に推移。従来型開発に比べて粗利率が5~10%高く、今後の案件の確保も進んでいる。クラウドとセキュリティ分野の受注も拡大しており、注力する3分野の新規受注額は過去最高を更新。通期計画は据え置いているが、DXへの関心が高まるなか企業のIT投資意欲は旺盛だと思われ、計画の上振れ達成が期待される。