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マーケットコラム(2022年1月4日号)

4日の日経平均株価は、前日比510.08円高の29,301.79円となり反発。昨晩の米国株式市場でAMD、NVIDIAなどの半導体関連やテスラなどEV関連が上昇したことを受けて、東京エレクトロン(8035)、トヨタ(7203)が揃って最高値を更新するなど、半導体や自動車株の上昇が好感された。他にも、川崎汽船(9107)、商船三井(9104)など海運株の上昇も目立った。業種別騰落率は海運業が+5.90%になり上昇率首位。次いで、輸送用機器が+4.50%、保険業が+3.61%になった。一方、下落した業種はパルプ・紙が-0.68%になり下落率首位。次いで、鉱業が-0.03%となった。日経ジャスダック平均は+0.54%となり4日続伸したが、マザーズ指数は-1.13%となり続落した。

本日から日本市場でも22年相場がスタートしたが、物色された銘柄では、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、SCREEN HD(7735)などの半導体関連やトヨタ(7203)、デンソー(6902)などEV関連が人気化しており、半導体やEV関連は昨年に引き続き市場の関心が高いことがうかがえる。半導体関連では、東京エレクトロン(8035)などの製造装置メーカーよりも、製造装置や部材の供給不足で生産能力の増強が滞り、業績を伸ばし切れなかった半導体チップメーカーを狙う方が、22年の投資妙味は大きいと思われ、自動車向け半導体に強いルネサス(6723)、イメージセンサのソニー(6758)、パワー半導体のローム(6963)に注目したい。

一方、マザーズ指数は続落となり、軟調な動きが続いている。特に気になる動きとして、12月30日の12時半に22年2月期3Q累計(3-11月)決算発表を行った識学(7049)の値動きだ。識学の3Q累計決算は前年同期比65.6%増収、営業利益は7.6倍となり会社計画を上回って推移したが、株価は2日間で一時37.6%値下がりした。決算内容は悪くないように見えるが、予想PERは76倍程度と高く、業績の上方修正などポジティブサプライズがなかったことで、大きく売られる展開になったと思われる。好決算でも売られた識学の株価動向をみると、マザーズ銘柄が反転するためのハードルは高いものと思われ、PERの高い小型株は今年も軟調な推移になることが懸念される。