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マーケットコラム(2022年4月25日号)

25日の日経平均株価は、前日比514.48円安の26,590.78円となり大幅続落。FRBの金融引き締めの積極化に伴う景気後退懸念が高まり、先週末の米国株が大きく下落したことが影響した。業種別騰落率は鉱業が-3.99%となり下落率首位。次いで、海運業が-3.26%、非鉄金属が-2.96%となった。上昇した業種は水産・農林業のみで+0.12%となった。マザーズ指数は-1.23%となり8日続落した。

FRBによる金融引き締めの積極化や中国上海のロックダウン、ウクライナ情勢の混迷に伴う資源価格の上昇など世界経済を減速させる要因が多く見受けられ、株式市場は上値の重い展開になっている。ただ、足元で決算発表を行った半導体関連企業は先行きの業績に強気の見通しを示しているうえ、業績拡大に伴いPER水準も低下してきており、新規投資の好機ではないかと思われ注目したい。

半導体露光装置最大手のASMLは、先端品から成熟品まで、多くの市場で前例のない顧客の需要が継続していることを受けて、25年に向けた成長シナリオを見直し、露光装置の生産台数を増強する方針を示した。日本の半導体関連企業でもウエハ搬送装置のローツェ(6323)は、米国の半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズや中国半導体製造装置企業、台湾のファウンドリなどからの引き合いに減速感はなく、23年2月期は前年同期比2.1倍となる54.5億円の設備投資を実施する計画。半導体製造装置向け高周波電源のアドテック・プラズマ・テクノロジー(6668)は、グローバルでまんべんなく受注が増えており、ベトナム第2工場に24.5億円を投資し、現状の生産能力を倍増させる方針。半導体ウエハ切断・研削装置ディスコ(6146)もロジックやメモリ、パワー半導体、ウエハ製造、パッケージなどで顧客の投資意欲が強く、顧客からの要求をこなし切れていない状況になっており、生産能力の引き上げを進める方針。株式市場では景気後退懸念が高まりつつあるが、半導体関連企業の業績は22年度も堅調に推移するものと思われ、株価は見直される展開が期待される。