2022年6月27日~7月10日
日付 | 国内 | 海外 |
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6/27(月) |
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28(火) |
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29(水) |
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30(木) |
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7/1(金) |
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2(土) |
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3(日) |
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4(月) |
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5(火) |
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6(水) |
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7(木) |
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8(金) |
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9(土) |
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10(日) |
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重要スケジュールからみた当面の見通し
6月27日(月)~7月3日(日)の予定では、日本の鉱工業生産、中国の財新製造業PMI、米国のISM製造業景況指数の結果が注目される。
日本の4月鉱工業生産指数は前月比1.5%低下し、3ヵ月ぶりに前月比減少。海外需要の減少や中国上海のロックダウンの影響が生産を押し下げた。メモリや液晶パネルなど電子部品・デバイス工業が前月比6.6%減、ショベル系掘削機械、半導体製造装置など生産用機械工業が2.7%減、自動車工業が0.7%減となった。製造工業生産予測調査によると、5月は前月比4.8%上昇、6月は8.9%上昇と、計画段階では生産は大きく回復することが見込まれている。
中国の5月財新製造業PMIは48.1となり、4月の46.0から小幅改善。新型コロナに伴う制限措置がやや緩和され、生産と受注の減少幅が縮小した。新型コロナの制限措置の長期化やウクライナ戦争への警戒感から、今後12ヵ月の生産見通しは5ヵ月ぶりの水準へ悪化したが、新型コロナが鎮静化した後の回復の勢いには多くの企業が自信を示している。中国上海のロックダウンが実質解除されたことで、6月の製造業の景況感は一段と改善することが見込まれる。
米国の5月ISM製造業景況指数は56.1となり4月の55.4から改善し、市場予想の54.5も上回った。新規受注と生産の伸びが前月比加速した。インフレ圧力やサプライチェーンの混乱は継続しているが、需要に関するセンチメントは楽観的な状況を維持している。モノの需要は引き続き底堅く、米国の製造業の景況感は改善が続くことが期待される。