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マーケットコラム(2022年7月26日号)

26日の日経平均株価は、前日比44.04円安の27,655.21円となり続落。昨日のNYダウ、S&P500は上昇したが、FOMCの結果発表を前に薄商いとなり動意に乏しい展開になった。業種別騰落率は海運業が-1.78%となり下落率首位。次いで、医薬品が-0.85%、陸運業が-0.70%となった。一方、上昇した業種は鉱業が+3.37%となり上昇率首位。次いで、石油石炭製品が+2.33%、保険業が+1.52%となった。マザーズ指数は+0.35%となり3日ぶりに反発した。

先週21日に半導体露光装置大手のオランダASMLが2Q(4-6月)決算を発表した。サプライチェーン問題で通期見通しは下方修正したが、2Qの露光装置など装置の受注は過去最高の85億ユーロに到達。EUV(極端紫外線)露光装置で54億ユーロ、非EUVで31億ユーロの受注があり、ハイエンドからローエンドまで顧客の需要が継続。受注残は330億ユーロを突破し、EUV露光装置の受注残は100台をはるかに超えている。PCやスマホで半導体需要が鈍化する兆候が見られ、在庫レベルも新型コロナ前の水準に向かっているが、高性能コンピューターや自動車などの需要は依然として強い。顧客は現在の市況と経済の不確実性にも関わらず、露光装置に対する投資を削減しない方針で、メモリメーカーもEUVなどイノベーションに対する投資を後退させていない。顧客の長期的な見方は強気で、最先端分野に対する投資は今後も続く見通しを示しており、ASMLはEUV露光装置の生産能力を引き上げていく方針。

PC、スマホなどデジタル製品は在庫調整局面に入っているが、EUVなど最先端技術への投資は今後も堅調に推移するものと思われ、EUVマスク検査装置のレーザーテック(6920)の他、レーザーテックのEUVマスク検査装置向けに基幹部品を提供するニコン(7731)、ウシオ電機(6925)などのEUV関連事業の業績は底堅く推移することが期待される。