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マーケットコラム(2022年8月1日号)

1日の日経平均株価は、前日比191.71円高の27,993.35円となり反発。先週末の米国株が上昇したことを追い風に、アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、信越化学(4063)などハイテク関連、トヨタ(7203)、デンソー(6902)など自動車関連、オムロン(6645)、ファナック(6954)など景気敏感株、キッコーマン(2801)、味の素(2802)の食品株など幅広く買われる展開になった。業種別騰落率は海運業が+3.59%となり上昇率首位。次いで、輸送用機器が+3.07%、卸売業が+2.69%となった。一方、下落した業種は電気・ガス業が-1.56%となり下落率首位。次いで、医薬品が-1.28%、金属製品が-0.92%となった。マザーズ指数は+0.84%となり5日続伸した。

先週末の7月29日に決算発表を行った味の素(2802)が+6.43%となり年初来高値を更新し、1987年10月以来の水準に上昇した。味の素(2802)の1Q(4-6月)決算は前年同期比16.4%増収、事業利益は4.1%増となり、売上、事業利益ともに16年度のIFRS導入後で過去最高を更新。調味料、冷凍食品など食品事業は原材料や物流費などのコスト上昇で減益になったが、半導体パッケージ基板向け絶縁材料の味の素ビルドアップフィルム(ABF)の販売が好調に推移。ABFはPC向けが減速したものの、データセンターのサーバーやネットワーク、GPU向けの拡大で補い売上成長が継続。納入先を拡大させており、競合もおらず高い競争力を維持している。食品事業は国内で苦戦したが、海外は外食需要の回復や味の素の販売が増え売上が拡大。海外食品事業は値上げと数量増を両立させており、期初想定より良好。足元の為替、原材料価格の状況も予想に対してポジティブだとしており、今後の採算改善が期待される。

小麦や大豆、トウモロコシ、油など商品価格にピークアウト感が出てきており、日清食品HD(2897)やキッコーマン(2801)、日清オイリオ(2602)などの食品企業でも採算改善が進むことが見込まれ、食品株の株価は見直される展開が続くものと期待される。