2022年5月16日~5月29日
日付 | 国内 | 海外 |
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5/16(月) |
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17(火) |
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18(水) |
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19(木) |
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20(金) |
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21(土) |
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22(日) |
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23(月) |
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24(火) |
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25(水) |
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26(木) |
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27(金) |
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28(土) |
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29(日) |
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重要スケジュールからみた当面の見通し
5月16日(月)~5月22日(日)の予定では、中国の鉱工業生産、小売売上高、米国の小売売上高、中古住宅販売件数の結果が注目される。
中国の1-3月の鉱工業生産は前年同期比5.0%増加したが、自動車やコンピューター、エチレン、セメント、鉄鋼製品など主要製品の生産は減少した。1-3月の小売売上高は外食や宝石、衣類、自動車、化粧品などの販売が苦戦し前年同期比3.5%減少。4月は上海で大規模なロックダウンが実施された影響で、鉱工業生産、小売売上高ともに落ち込むことが懸念される。
米国の3月小売売上高はガソリンスタンド売上高急増により前月比0.5%増となった。ガソリンスタンドを除く小売売上高は0.3%減となり、インフレ圧力の高まりが消費を抑制している。ロシアのウクライナ侵攻を背景にガソリン価格が急騰し、ガソリンスタンドの売上は前月比8.9%増、前年同月比37.0%増と大幅に増加。また、新型コロナ関連の制限措置緩和が奏功し、飲食店の売上も前月比1.0%増、前年同月比19.4%増と大きく回復した。一方、ECなど無店舗小売は前月比6.4%減となり2ヵ月連続で低下。自動車・同部品の売上も前月比1.9%減と軟調に推移した。インフレ圧力の高まりにより個人消費が後退してくるならば、米国株式市場の重しになることが見込まれる。
米国の3月中古住宅販売件数は前月比減少し、2020年6月以来の低水準になった。在庫が少ないことや住宅ローン金利の上昇で購入が抑制された。30年固定の住宅ローン金利は、2018年以来の5%台に上昇している。中古住宅価格の中央値は前年同月比15%増の37.53万ドルへ上昇。住宅ローンの上昇や住宅価格の上昇により、今後の需要は抑制されると見られている。