2024年4月29日~5月12日
日付 | 国内 | 海外 |
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4/29(月) |
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30(火) |
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5/1(水) |
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2(木) |
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3(金) |
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4(土) |
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5(日) |
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6(月) |
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7(火) |
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8(水) |
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9(木) |
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10(金) |
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11(土) |
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12(日) |
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重要スケジュールからみた当面の見通し
4月29日(月)~5月5日(日)の予定では日本の鉱工業生産、中国の財新製造業PMI、米国のISM製造業、非製造業景況指数、雇用統計の結果が注目される。
日本の2月鉱工業生産指数は前月比0.6%減となり2ヵ月連続で低下。自動車関連の工場稼働停止の影響が継続し自動車工業が前月比8.1%減と落ち込み、医薬品など化学工業が6.1%減、半導体製造装置など生産用機械工業が3.2%減となった。3月、4月の生産は回復が見込まれており、自動車関連などの持ち直しが期待される。
中国の3月財新製造業PMIは51.1となり2月の50.9から小幅上昇し、23年2月以来の水準へ改善した。海外向けを含む新規受注が増加し、生産は昨年5月以来の水準へ上昇。世界経済の回復により新規輸出受注は23年2月以来の伸びとなった。楽観論が広がり、今後の生産レベルに合わせて在庫や仕掛品の水準を引き上げている。先行きの見通しは3ヵ月連続で改善し、23年4月以来の水準へ上昇した。生産と売上の増加が来年に向けて継続すると期待されており、4月も中国製造業の景況感回復が続くか注目される。
米国の3月ISM製造業景況指数は50.3と2月の47.8から改善し、22年9月以来の50台回復となった。生産指数は54.6と22年6月以来の高水準となり、新規受注指数も51.4と50を上回った。3月のISM非製造業景況指数は51.4と、2月の52.6から低下し2ヵ月連続で減速した。入荷水準に関する指数が過去最低に落ち込んだことが影響したが、新規受注指数は54.4と水準は高く堅調な需要が続いている。仕入れ価格指数は53.4となり、20年3月以来の水準へ落ち込みインフレ圧力の低下が示唆された。
米国の3月雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比30.3万人増となり、2月の27.0万人増から伸びが拡大。ヘルスケアや娯楽・ホスピタリティー、建設業がけん引した。失業率は3.8%となり2月の3.9%から低下し、平均時給の伸び率は前年同月比4.1%増と2月の4.3%から低下し、2021年半ば以来の低い伸びとなっており、雇用市場に減速感も出ている。賃金やサービス業などでインフレ鈍化の傾向が続けば、金利の低下につながり、日米株価の支援材料になることが見込まれる。