1960年代は証券不況と言われる厳しい経営環境にあり、証券業界はそれまでの登録制から免許制に変わり、証券会社数は600社から250社に激減した時代でありました。
私達山和証券では役職員が知恵を出し合い、当時の市場部員からの提案により自己売買部門（ディーリング部門）を立ち上げ、経営多角化を進めた結果、証券不況を乗り越えることができました。それ以来、約50年に渡りディーリング業務を続け、今に至っています。
1999年以降の株式委託手数料の自由化やネット証券の台頭等により、従来型の対面営業（委託売買）の環境は厳しさを増しました。そこで、ディーリング部では新卒採用したディーラーの育成に加え、2003年にディーラーの中途採用を開始し、ディーリング部の拡大を推進しました。合わせて、取引市場や取引商品を広げ、取引時間を拡大し（夜間取引・祝日取引の導入）、ディーリング室については東京に大阪・シンガポールが加わりました。また、2018年に当社の子会社としてシンガポールにファンド運用会社Yamawa Asset Managementを設立し、当社ディーリング部で成長したディーラーがファンド運用で活躍できる場を創りました。
ディーラーのみなさんが実力を存分に発揮できるようにディーリング部と運用子会社を進化させていくことにより、その成長意欲に応えていきます。